MicrosoftのOS製品は、製品出荷後に機能強化されたプログラムをWeb上で公開している。16bitのOSではWindows 98以降、32bitのOSではWindows 2000以降であれば、標準でWindows Updateのサイトにアクセスして利用できる。Windows 95とWindows NT 4.0はInternet Explorerのバージョンを5.0以降にしておくと、このWindows Updateを利用できる。
実は、IE4.0にもWindows Updateの機能があったが、現在IE4.0用のWindows Updateサイトは公開を終了している。
このWindows Updateが重要なのは、セキュリティの脆弱性(ぜいじゃくせい)を修正するプログラムも公開しているからである。製品出荷時には予期し得なかった手法によって、コンピューターをリモート(遠隔)で攻撃する方法が発見されている。このような弱点を脆弱性と呼ぶ。
対策が行われていないシステムでは、この脆弱性を悪用した攻撃(ワームやWebサイトで公開された不正なプログラムなど)により被害を受ける可能性がある。
これらの攻撃は、ハッカーまたはクラッカーと呼ばれる悪意のあるユーザーにより引き起こされるが、ワームなどのように悪意の無いユーザーが意図せずに攻撃者に転じる事も考えられる。この脆弱性を悪用されることにより、意図しないアプリケーションが動作させられる可能性(ハードディスクのフォーマットやワーム)などがある。
不特定多数の方とコンドーム無しの性行為は性感染症を蔓延させる温床となるように、最新のセキュリティパッチを当てていないコンピューターはワームやウイルスといった不正なプログラムを蔓延させる温床となる。
インターネットに接続している環境では、頻繁にWindows Updateサイトにアクセスして、自分のWindowsコンピューターを最新の状態にしておくことがマナーである。最新の状態にしておかないと自分のコンピューターが被害を受けるだけでなく、不特定多数のコンピューターにも影響を与える。「どうしてマナー違反になるのか。」を知りたい方は、次のサイトを参照すること。
総務省 国民のための情報セキュリティサイト
Windows Updateのアクセス方法・操作手順については、次のサイトを参照すること。
Windows Update 利用の手順
上記リンクで説明している方法以外にも、以下の方法でWindows Updateサイトにアクセス可能である。