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コマンド


 コマンドプロンプト内で、OSの操作に使用する英数半角文字列の「呪文(命令)」群。

コマンドプロンプト

コマンドプロセッサによって提供される操作(Operating)環境。(シェル・Shellと言う)対話型のコマンドインタープリタ。
MSDOSプロンプト」または「コマンドプロンプト」と呼ばれるCUIのウィンドウのこと。
CUI キャラクター・ユーザー・インターフェース

主に「キーボード」から「コマンド」という英数半角文字列の「呪文」を入力操作する環境。
画面表示は黒地に白抜き文字のみ。
 コマンドラインインターフェイス・・・CLIという人もいる

GUI グラフィカル・ユーザー・インターフェース

主に「マウス」で「ボタン」や「アイコン」を操作をする環境。
画面表示はカラフルなものが多い。

コマンドプロセッサ

コマンドプロンプトを管理・制御するプログラムファイル。
command.comは16bit、cmd.exeは32bitの操作環境(Operating環境)を提供する。

シェル・Shell

OSが用意しているユーザー操作環境。
(1) MS-DOSではcommand.comで提供する「コマンドプロンプト
※ 16bitのOSであるMS-DOSで、config.sysの中身をEditerで見てみよう。shell=command.com の記述が見えるはずだ。
(2) WindowsのGUI環境ではexplorer.exeで提供する「エクスプローラー」

Windows3.0/3.1/NT3.1/NT3.5/NT3.51のGUI環境ではprogman.exeで提供する「プログラムマネージャー」)
※ 「ファイル名を指定して実行」でsystem.iniを入力してみるとよい。16bitのOSではshell=explorer.exeもしくはshell=progman.exeの記述が見えるはずだ。
※ ここで16bitのOSと断っているにもかかわらず、「Windows XP」では記載がないが・・・」といってくる人がいる。残念ながらそのレベルの人には説明する言葉がない。あきらめてほしい。

(3) WindowsのCUI環境では16bitのcommand.comまたは32bitのcmd.exeで提供する「コマンドプロンプトMSDOSプロンプト)」

ファイルの種類

MicrosoftOperating System では拡張子によってファイル種類を区別する。

実行可能ファイルの拡張子

実行可能ファイルとは、プログラムファイルのこと。wordExcelなどのアプリケーションもプログラムである。
.com バイナリ形式ファイル
.exe バイナリ形式ファイル
.bat テキスト形式ファイル
.cmd テキスト形式ファイル OS/2 および NT/2k/Xp のみ

主なコマンド

DIR 内部コマンド CD 内部コマンド
MD 内部コマンド RD 内部コマンド
COPY 内部コマンド DISKCOPY 外部コマンド
XCOPY 外部コマンド RENAME 内部コマンド
LABEL 内部コマンド FORMAT 外部コマンド
TYPE 内部コマンド SYS 外部コマンド  Windows NT /2k /Xpには存在しない。

他にどのようなコマンドがあるのか知りたいときには、コマンドプロンプトから"HELP"と入力すること。


外部コマンド ……

コマンドと同名のプログラムファイルをコマンドとして実行。

内部コマンド ……

コマンドは全てcommand.comまたはcmd.exeファイルに格納されており、
command.comまたはcmd.exeから内部コマンドを実行する。

command.com 16bit MS-DOS Windows95 /98 /Me /NT /2k /Xp
cmd.exe 32bit Windows NT /2k /Xp

NT /2k /Xpでは、以前のVersionのWindowsとの互換性のためにcommand.comを用意している。
通常はcmd.exeを使用すること。


教訓: メモ帳もワードもエクセルもコマンドである。

エクセル excel.exe
ワード winword.exe
メモ帳 notepad.exe

課題  上記3つのプログラムファイルをコマンドプロンプトから実行せよ。


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最終更新日2003年02月15日
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