きっかけは雇用能力開発機構・東京都産業労働局の
緊急再就職促進訓練である。
2002年の10月から
緊急再就職促進訓練3ヶ月コース「web・ネットワーク技術者養成科」と「PCネットワーク基礎科」の講師という仕事をした。
このときに使用したテキストは、
ナガセPCスクール
オリジナルの「ネットワーク入門」と「インターネット活用講座」・
リックテレコム刊「MCSE/MCP標準テキスト 70-215 Windows 2000 Server」・
「MCSE/MCP標準テキスト 70-210 Windows 2000 Professional」である。
ところがこれらの教科書を理解できる程度の前提知識を持っていない受講生もいるであろう、
と考えた。(実際に2002年の10月のコースにはおられた。)
まずこのような「テキストより前の知識・内容」など、テキストに記載されていない部分を
「どのように受講生に伝えるか。」を考えた。
MSUに行ったことがあるならばお判りであろうが、必ず講師の画面操作を受講生に伝える装置としてプロジェクターが備えられている。MSUが開講できるCTECでプロジェクターがない施設はない。しかも、またMSUの受講生はPCの初心者ではなくプレリクスキルチェックテストでそれなりの点数を取れるスキルを持っている(か、もしくは講座料金が無駄になるのを承知で初心者が来る。プレリクスキルチェックテストを受けているかどうかは別である。)ので、「何の画面について話しているか」が的確に判るレベルである(ハズ)。そんな受講生が来るのににもかかわらず、プロジェクターは必須である。
おおくのMOUS認定校がそうであるように、
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受講生がテキストを見ながらそれぞれの速度で学習していく個人学習形式
の設備ではプロジェクターがない。そして多くのMOUS認定校や駅前PCスクールがMSUもどきの講座を開講する。なんたってエンジニアに転職しようと考える人が多いから。困ったことにこれらもどきのPCスクールでは
がそれを自覚しているところも少ない。
※ 経営者は目先のお金儲けしか考えないので、設備の充実なんて考えない。講師を配置すりゃどうにかなる、なんて考える。どうにかなんてならないのにね。
でこれらの対策として、講師用PCでIISを動かしwebサーバとして構成、画面をキャプチャし作成した資料を教室内で公開した。
講座終了後は、ITの「一度作成したものは簡単に再利用できる。」という性質を利用し、webドキュメントを再利用・(HTML化など)再編集し今回このサイトで公開することとした。なぜならば、様々な現場でお会いする自称プロのエンジニアのスキルに疑問をもつことが多いからだ。確かにプロなので素人である緊急再就職促進訓練の受講生よりは遥かに知識も経験も持っているが、自分の得意分野・担当分野以外では基本を押さえていなかったり、案外出来ないシステムを構築したり、出来ない運用をている自称プロに会う。そんなときに、当該エンジニアに対し、このサイト内の該当部分を見せると話が早い。そこで、緊急再就職促進訓練のカリキュラムとは関係なく、
「この知識は基本事項として必須だ。」
と思う部分については、随時追加していくこととした。
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