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ひかり電話ではSIPサーバのIPアドレスは公開されない

050の電話番号を持つISP提供のIP電話(OCNドットフォンなどを想定して欲しい。)では、UPnPに対応したブロードバンドルータのLAN側にVoIPアダプタを接続することで既存のプロードバンドルータも引き続き利用できる。もちろんIP電話対応のブロードバンドルータでも良い。

ユーザはISPから知らされたIP電話制御用のSIPサーバのアドレスをVoIPアダプタやIP電話対応のブロードバンドルータに設定する必要がある。

ところがひかり電話では、ユーザが無料でレンタルされるWebcaster V110Mにひかり電話用のSIPサーバのIPアドレスを設定する作業が無い。NTT東日本からもひかり電話用のSIPサーバの情報が知らされることが無い。NTT東日本のwebサイトの情報によるとひかり電話用のSIPサーバの設定は全て自動で行われるようである。

ひかり電話を申し込むと、フレッツADSLの時のADSLモデムの如く、Webcaster V110Mが送られてくる。これをユーザ自身でと回線に接続することとなる。

    http://www.ntt-east.co.jp/t/use/appli.html
  • お客さまご自身でひかり電話対応機器を接続していただきます。
  • なお、本サービスでご利用いただくひかり電話対応機器は、電源を入れるだけで本サービスの利用に必要な情報をNTT東日本のネットワークから自動的にダウンロードしますので、お客さまは設定を行うことなくサービスをご利用いただくことができます。
※ 先のVoIPアダプタのページでは、ブロードバンドルータの買い替えも考慮し、IP電話対応のブロードバンドルータも紹介している。ここにひかり電話対応のWebcaster V110Mは記載されていない。IP電話対応のブロードバンドルータを手に入れてしまった人はひかり電話のために買ったばかりのIP電話対応のブロードバンドルータが使用できなくなってしまうのだろうか?

この場合「ブリッジ接続」なるモードが用意されており、この機能で他のブロードバンドルータも使用できる。しかし、V110Mのみでもインターネット接続出来るので、「無駄に思わせないための苦肉の策」というレベルであろう。

もっとも、世の中には、ブロードバンドルータのWAN側グローバルアドレスに対してLAN側から接続を試みると、ブロードバンドルータのwebUIではなく、サーバ公開で利用している静的NAT(NAPT)が効いて、自分が公開しているサーバにグローバルアドレス宛で接続できるブロードバンドルータもあるので、このような場合には必須の機能であろう。一般には必要ない。

でSIPサーバのアドレスを知りたかったのでキャプチャした。

初出:26 MAR 2005
更新日:01 Apr 2005



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