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 > これは変だよ  > 情けは人の為ならず!


 

今回は、これは変だよ!という話題ではない。しかし、他に適当なコーナーが無いのでここに書くこととする。

朝日ソノラマ

子供の頃、ソノシートというレコードディスクの一種に随分お世話になった。童謡やテレビ番組の主題歌・怪獣系の音声で楽しんだ。このソノシートを出版していたのが朝日ソノラマであった。、

間違い電話

ISDNのiナンバー複数電話番号で使用している番号の全てが似ているので、年に数回ほど間違い電話がある。今までただ一度の事例を除くと全てFaxである。それはある番号の着信機器にFaxを指定していたから。電話機がつながっていると思ってダイヤルしたのに「ピーヒャラー、プー、ガ・ガ・ガ・ガ」なんて機械が応答するのでFaxでかけなおす、なんて人もいたことだろう。その時にダイアル間違いに気付いて欲しいものだ。こちらに届いたFaxが地方の書店から書籍の注文であったりである。

何回か朝日ソノラマにFaxを送り直してあげたこともあるが、FaxがFax紙の隅に送信元情報を印字していても(どうせ見ている人って少ないよね!)気付かないようで、朝日ソノラマからは一度も連絡をもらった事が無く、そのうち間違いFaxは無視することとした。書店によっては、自分のダイアル間違いに気付かず、
  「注文したのに何の連絡も配送も無い!。」
と怒っているところもあるかもしれない。

朝日ソノラマも社内のPCネットワークにMicrosoft Windowsを利用しているようで、かつて、MSのサポート電話を利用したときにこちらの電話番号を言うと、
  「朝日ソノラマさまですね?」
なんていわれたこともある。その時には、

  • 局番の先頭と二番目が入れ替わっていること
  • 年に数回、朝日ソノラマにかけたつもりの間違い電話があること
等々をお話ししたことがある。

別な番号はあちらでもこちらでも電話機を接続しているので音声が対応する。あるときにには、一度だけ、数回にわたって留守電にある書店さんから朝日ソノラマへのメッセージが残っていた。

このようなことがあって一度は朝日ソノラマさんに
  「時々間違い電話があるよ。」
という事を伝えたことがある。もう随分以前のこと。書店さんが間違えるのは理解できるがユーザー登録やサポート登録の電話番号を自社のものではない番号を言うなんてどうかしているよね?。(MSが聞き間違えたという可能性も無きにしも非ず・・・)

もしかして緊急?ちょっと大変?

で昨晩留守電メッセージを聞いていると久方ぶりに、朝日ソノラマへの間違い電話らしい、メッセージが入っていた。
  「あのー・・・、人形つくってますの○○ですけれど、・・・、編集長のフグタサザエさん(仮名)と連絡がとりたいのですが、・・・」
という、若い女性らしき消え入りそうな声のなんか悲しそうなメッセージであった。

普段ならばはっきり言って無視!である。なんてたって、当方の留守電は、

  • Rockを聞いた事が無い人でもこのフレーズは知っているよね?というRock界の「第5」、
  • 名曲 Smoke On The Waterをバックに、「はいっ、ヒエダです。」とはっきり名乗っているのである。
それで間違えるなんて、「この電話番号はどこそぞの出版社に違いない!!」という思い込みもいいとこである。

しかし、僕も時々執筆活動をしている身、文筆業のはしくれ、出版社からのお仕事があるとありがたい!ということが判っている。そこで、この人形師○○さんの伝言を朝日ソノラマさんへ伝えてみた。もちろん、人形師○○さんの伝言だけでは、

  • 朝日ソノラマ宛のメッセージかどうか判らない
  • 例えそうだとしても、朝日ソノラマにフグタサザエさんという編集長がいるかどうかも判らない
  • だいだい、朝日ソノラマにフグタサザエさんという人がいるかどうかも判らない
のであるが・・・。

夜も23時30近くであったが、Windows Server Worldの経験 から、

  • 出版社というところは夜中でもどなたかが働いている
と思っているので電話してみた。

  男性:「はい、ソノラマです。」
    (でたよ!)
  ぼく:「それでは、そちらは朝日ソノラマさんですね?」
  男性:「はい。そうです。」
  ぼく:「えー、夜分に遅くすみません。こちらは練馬は石神井に住んでおりますヒエダといいます。」
  男性:「はい、いつもお世話になっています。。」
    (いえ、まだ一度もお付き合いはしたこと無いです。)
  ぼく:「えー、編集長のフグタサザエ様、いらっしゃいますか?。」
    (そのような人が在籍しているかどうかも知らないが・・・)
  男性:「申し訳ございません。本日は退社させていただきましたが・・・。」
    (ビンゴ!在籍していたよ!)
  ぼく:「そうですか。そうですね。こんな時間ですからねぇ。実はですね、御社の電話番号とこちらの電話番号が非常に似ておりまして、」
  男性:「はい。」
  ぼく:「そちらは、35xx-xxxxですね?。」
  男性:「はい。」
  ぼく:「こちらは、53xx-xxxxなんです。」
  男性:「あら、そうですね。」
  ぼく:「で以前より時々間違い電話がありまして・・・普段ならばほっとくのですが・・・。」
  男性:「はい。」
  ぼく:「今回はちょっと緊急な事情のご様子なので・・・お知らせいたします。」
  男性:「はい。」
  ぼく:「人形師の○○さんが編集長のフグタサザエさんと連絡がとりたいようです。」
  男性:「えーと、人形師の方が編集長に連絡を取りたい・・・。」
  ぼく:「そのような消え入りそうな声のなんか悲しそうなメッセージがこちらの留守電に残っておりました。」
  男性:「あっ、そうですか?。」
  ぼく:「普段ならばほっとくのですが・・・こちらも文筆業のはしくれ、お仕事があるとありがたい!ということが判っておりますので、一応、お知らせしておきます。」
  男性:「ありがとうございます。えっと、人形師の○○さま?。」
  ぼく:「ええ、○○さんとおっしゃていましたねぇ。」
  男性:「それでは、今後は間違い電話をしないように伝えておきます。」
  ぼく:「それはどうもありがとう。こんどWindows Server world買ってください。」
  男性:「えっ、Windows Server World?。」
  ぼく:「ええ、時々記事を書いてますので。それでは失礼します。」
  男性:「はい、ありがとうございました。」

このあと、人形師○○さんが編集長のフグタサザエさんと連絡が取れたかどうかまでは判らない。

本日の格言

情けは人の為ならず
・・・ 人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。

キリスト教の聖書には

  • 右手で行ったことを左手に教えない
という言葉があるららしい。良き行いも広告宣伝しない、という意もあるらしい。謙虚であれ、という事らしい。しかし、天災は広告宣伝しちゃうんだなぁ・・・。

最終更新日:19 FEB 2005


 

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