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 > これは変だよ  > それで儲ける人たちがいるから・・・


 

さてと、そろそろ書いてもいいころだろう。

いまだにファンの人たちも多く、しかも彼の死後にファンになっている人たちもいて、休日となると渋谷の東邦生命ビルに訪れる人たちもいて・・・。

あの有名な足首を骨折しても最後まで歌いきったコンサートですが・・・

あのコンサートは原爆反対ということで多くのアーチストが集まったコンサートであった。当日の日比谷野外音楽堂に天災もいて、ステージで機材転換・楽器設置してた。当然本番最中もステージサイドであの事件を目撃している。

思いつきで照明用のイントレに上り始めた尾崎君、演出として決められていないことなのでスタッフの協力もなく、あまり絵にならない。あんま運動得意じゃないって感じ。そして、無理しても目立ちたいような余裕のなさを感じた。しかしファンである一部の観客は大喜び。で、
 「ここから飛び降りても大丈夫?」
というような逡巡が一瞬あってから、やつは飛び降りた。

日比谷野音のステージはコンクリート。足のショックを和らげない。足を引きずりその曲を歌い終わると、態度が大柄なマネージャがステージ裏のコンサートスタッフを押しのけて道を作り、別なスタッフに抱えられた彼は楽屋へ。その後救急車でどこぞの病院へ運ばれた。

コンサートの終わりに、主催者代表が観客へ語りかけた。

  • 「原爆に反対し、命を大切に死しようという集いで、自分の体を粗末にしたものがいた。これから出来れば毎年このコンサートをやっていくつもりだが、彼は二度と出演させない。」

しかし、今では、足首を骨折しても最後まで歌いきった彼の姿はすばらしい!、と伝説になっていて、そのときの模様がDVDとして発売されている。ファンはこれを見て感激しているそうな・・・。

亡くなっても商品。それによって収入を得、生活している人たちがいる。

初出日 02 Sep 2007
最終更新日 02 Sep 2007


 

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