またまた、コストを考慮していないのではないかという話、である。
100人からの人数に、各自にExcelで毎月稼動表を提出せよ、というオーダーが来た。まぁ、お客様である方からのオーダーだからやることに吝かではないが、これを集計する人の稼動を考えると、各自がExcelで提出するシステム(これでもシステムと呼べればだが・・・)は、おかしいと思う。
Windows のエクスプローラで届くところに、デスクトップデータベースのAccessで作成したファイルを置く、という方法でもいいのではないだろうか?。Accessはレコードロックが出来るし、複数からの同時書き込みもサポートしている。各自が記入した時点で、集計も同時に済んでいる、ということが可能だ。
別にAccessでなくてもいいぞ。MS Exchangeで「タイムカード」というアプリケーションを組むのも方法だ。無い坊主とか言うwebイントラネットグループウェアに実装されている「予定表」や「タイムカード」程度ならば、Exchangeでも可能だ。しかも、Outlook web Accessという方法を利用すると、各クライアントにOutlookというアプリケーションを用意しなくても、同等機能を利用できる。
Excelのファイルを毎月集計して、
「いや〜、100人からのデータを集計するのに2日もかかっちゃいましたよ。」
「それは、それは、お疲れさん!」
なんてこと、この二日間の稼動コストは適正だろうか?
少なくとも、ITではないね。
※ IT・・・Information Technology
最終更新日 13 AUG 2004