自社業務したい、のである
自社業務 PM
なんて書いてあるメールが流れると
「僕も自社業務したい!」
なんて言う時がある。
「何処の自社よ?」
なんて、笑っている人を時々見かける。
自営業者だけでなく、
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年収1000万円超えるサラリーマン(給与所得者)
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同一年度に複数の企業から給与を得た者
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給与以外に収入のあった者
は、
確定申告の対象である。
僕は、本業がハードロック・ミュージャンなので、売れない芸人さんやアングラ劇団の役者さんのように、昼間にバイトをしている。更に、毎晩 ライブやバンドの練習があるということでもないので、更に夜にもバイトをする事もある。バイトの内容は主にIT系エンジニアである。という事から、僕も確定申告をする。
なんて理由で
確定申告してみたいぜ。
で、国税局としては、税収を確保するために、
「最大50万円の控除が受けられますよ。」
なんて言ういうえさをぶら下げて、青色申告を薦めている。
※ 今年の確定申告から最大65万円になりました。
65万円ならば5人でハワイに4泊6日出来るネ。税理士とかに頼まないで自分でやると従業員の慰安旅行が毎年ハワイになるぞ!
「毎日お仕事を終えてから、10分だけ時間を作れば、そんなに大変な事ではないです。」
なんてことまで言って指導している。
ところがさ、国税局の職員始め、皆さんのようなダラリーマンってさ、
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毎日のお仕事を終えたら、寝るまでお酒を飲む
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翌朝は会社に遅刻しないギリギリまで寝ている。
という生活習慣だろう?。多くの
確定申告対象者だって例に洩れないので、毎日帳簿をつけているやつの方が少数だろう。
※ お酒を飲まない人は、↑のお酒の部分を 新興宗教 とか ITの勉強 とか、適当に読み替えてくれ。
となると、夏休みの宿題のように、間際で片付けるようになる人が多い。
天災の場合は、様々な意味で売れっ子(死語だな)なので、帳簿付けを毎日する暇がない。決してズボラという事ではないのにも関わらず、毎年駆け込みである。
という事で自社業務なんて時間が羨ましいのである。
多くの中小企業・自営業者でも
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毎日のお仕事を終えたら、寝るまでお酒を飲む
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翌朝は会社に遅刻しないギリギリまで寝ている。
何てことをしているから、
青色申告の
確定申告は
面倒で
大変なものである。そのため、単純な足し算・引き算だけなのにも関わらず、商業高校で簿記を勉強してきた女の子を雇って経理を任せる経営者が多い。
天災の場合は、人を雇うほど稼いでいないので自分でやっている。
天災の親父殿は、昔、世界で一番大きなpower company の本社の経理課長だった人なので、天災が会社を興した年は、ミッチリ帳簿の付け方を仕込まれ、2/15日には税務署に申告書を提出していたのだが、ここ数年、3/15ギリギリである。
雇われている経理事務員のように、昼間に伝票・帳簿付けをしたいものである。
自社業務したいなぁ・・・
以前、任されていた分隊で、
「今日、午前中2時間、自社業務で時間頂きます。」
と申告してきた隊員がいた。夕方、本人申告の稼働時間のメールには、
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自社業務なんて時間はなく、一日中、お客様のお仕事をしていた
ということになっている。
えっ?、これっておかしいんじゃない?
で、本人に確認した。
「今日、午前中2時間、自社業務だったはずだよね?。でも報告にはそれが書いてない。」
「それはオーバーヘッドですから。」
「えっ?オーバーヘッドって言うけれど、自社業務ってお客様の業務じゃないから自社業務っていうんだよね?。」
「・・・。」
「君の所属会社は、お客様に提供する時間にお客様からお金を頂いて自社業務を許されている契約なの?。」
「じゃいいです。2時間マイナスしといてください。」
どうも、なんか、勘違いをしているような気がするのだが・・・。
初出 Mar 05 2006
更新 Mar 05 2006