2006年03月06日、朝日新聞朝刊22ページ、生活面の「xxxxさんから、あなたへ」という若者向けのコラム、今回はカルロス・ゴーンさんから あなたへ」である。
全文を掲載したいくらい「良い内容」なのだが、著作権違反をしたくないので、出典を明らかにした上でその一部を引用する。
カルロス・ゴーンさんから、あなたへ
あらゆる課題に対し、チーム全員が意見を全く戦わせることなく賛同する。これは果たして完璧な和を成しているとあなたは思いますか?
そのような状況は、
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メンバーに多様性がないか
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異論を唱えるのを恐れているか
問題をはらんでいる可能性がある、という。
上司が部屋に入ったとたん、それまでの議論がぴたりとやむ。目立つな、周囲に溶け込め、という自衛本能が働くのでしょうが、私(ゴーン)には妨げです。
和を重んじ、権力に従う文化の日本では、
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どうしたら角を立てずに強い主張ができるのか、
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迷わず賛同するのと疑ってかかるのと
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沈黙するのと論争するのと
バランスが簡単ではない、という。
イエスマンやおべっか使いは自己満足と慢心を助長し、疑うものは新たな価値を生み出す、という。
多様な意見 交わしてこそ 価値は生まれる
という感じなのだ。なっ?、良いこと書いているだろう?
初出 Mar 04 2006