パソナッテックという人身売買会社の教育担当部署に所属しスタッフ向けスキルアップ講座の講師をしていた時のことです。あくまでも講師のみで講座立案・企画・運営は別です。
最初にお断りしておきますが、私はテレパシーや読心術といった超能力は使えません。
※ まぁ、この地球上のほとんど方も同じだと思いますがね。
Redhat Linux 6.2用のテキストを7.0にアップグレードしました。たいした修正ではありません。この講座は私が担当していたので、コマンドのサンプルなども私なりに修正しました。
私が担当する前にこの講座を担当していたN先生が単発で一回担当されるということを聞きました。その先生がテキストを見て教育担当部署のKリーダーに数ヵ所の修正を依頼しました。
「ここが間違っているから修正しておいて。N先生からのご指摘。!」
とKリーダーに言われましたが、相対パス表記か絶対パス表記かという事であって、ミスでも間違いでもありません。まぁKリーダーは一応MCSEですが、コマンドとパスの概念が弱いようです。レジストリをいじるのを「まぁ、怖い。」と言った方ですから。それでも彼女が聴く耳を持つかどうかはお任せして、この記述はあながち間違いではない、と丁寧にお話はしました。すると、
「じゃあ!何でN先生が『間違っているから直しといて』って言うのよ!。」
と叫ぶのです。うんなこたぁ〜し〜り〜ません。知るわけないでしょう。それは私に訊かないで、N先生に訊くべきでしょう。私はN先生ではないのだから。テレパシーや読心術といった超能力は使えないのだから。人に訊くくらいだからKリーダーも非超能力者でしょう?。まったく論理的でないですよね。
さてそれでは何故にKリーダーは非論理的に感情でN先生の方が正しいと思ったのでしょうか?
つづく →
最終更新日 08 SEP 2003