MCP試験でも開発系の科目もあるのですが人気あるMCSE認定科目ではないし、MCDBAは開発系といってもSQLサーバーに特化していますし、MCADとかMCSDもあるのですが、日々のお仕事に追われてMS系以外の開発ツールも使用するのですから、
　「とても試験勉強も出来ないぜ！」
というとこでしょうか。
　「MCP持っています。」
という後輩がプログラミング1つ出来ない、なんてことも多くのプログラマーの方が経験しているのでしょうね。プログラマの方でも
　「MCPなんて大した事ないじゃん。」
と言う方がいらっしゃいます。

プログラマーの方って全員かどうかは無理ですからとても確認できませんけど、しばらく腰の低い方に会ったことありません。今までお会いした皆さんほとんどプライドが高いですね。Windowsもネットワークコマンドもプログラマの方が作っているのですから僕は尊敬しますが、案外サーバーインストール・設定・インフラ設計・構築という時に基本を押さえていなかったりって場面に出会うことがあります。でもなぜか私は出来る・間違っていないと思い込んでいますね。

最近では、IPアドレス設定の理屈を理解されていないのでしょうね、IPアドレスでは通信できるけどコンピューター名で通信できないのを解決できない方がいました。DHCP環境でTCP/IPパラメーターは全て配布されるのですが、貸与されたPCに以前の使用者の設定が残っていました。DNSサーバーのアドレスが静的に設定されていました。もちろん何らかの理由があるのかもしれませんからその値を記録しておき、この組織では基本の方法であるDHCPクライアントの設定をして、それで通信に支障があればDNSサーバーの値を以前利用者が残したものを試すというのが順当でしょう。IPアドレスについては自動配布を受ける、しかしDNSサーバーの値については何の根拠も無く以前利用者が残したIPアドレスを静的に設定していました。全く論理的でありませんね。何らかの理由があれば、またその理由を理解・把握していればそれでも良いでしょう。しかし以前の利用者がその様に設定していたからというだけでその設定値を継承し、
　「IPアドレスでは通信できるけどコンピューター名で通信できない。」
と悩んでもそれはだめでしょう。
　「環境設定は別な方が用意してくれるものと思っていた。環境はわからないから。」
と言い訳していましたが。（この組織は分業するほど大きくなく全部自分で設定できるはず、というやり方。システムインタグレーターだし。）更に、カスケードポートを図示してあるHUBなのにもかかわらず正逆両方にPCを接続して、そのHUBに接続してあるPCの通信を全滅もさせていました。

別の方では、プログラマーとしてはバリバリでしたが、ActiveDirectryのDNSサーバーを建てたら逆引きゾーンを作らずに なんとなく通信できたり出来なかったり、Adminpak.msiでインストールした管理ツールが接続できなかったりってそりゃ　当り前でしょう〜？ってかたともお会いした（一緒にお仕事させていたいた）こともあります。 このかたは手アブラべとべとのExchange2000のインストールCDで
　「どうしてインストールが途中でエラーするのかな〜。」
って悩んでましたし。WindowsアプリケーションのプログラマーですからActive Directryは理解していると思いますよね。本人もその様に思っていた様ですから。（MCP取得者ならばこのケースはどこが駄目だか判りますね？）で、このプログラマーは、
　「MCPなんて大した事ないじゃん。」
と思っていますから、まさか他に解決できる人がいるとはということになるのですね。でもプログラマーとしてはとっても優秀でしたよ。
　「プロのプログラマーは新しい言語を習得するのに1ヶ月あれば十分。」
と言っていて確かにその通りにしていましたから。

※　MCP試験ではインストールエラーが出た場合にメディアの不良を疑うというものも出てきます。
※　MCP試験ではDNSサーバーの知識を質問されます。Activ DirectryではDNSサーバーは必須要件です。
※　MCP試験ではNIC・スイッチ・ルーターなどネットワーク機器についても質問されます。

こんな方々ってプログラマーの中でも小数なんだ、と思いたいですね。 　 次へ→

1. 資格について
2. このような方がMCPのレベルを下げている
3. このような方がMCPを見下している1
4. このような方がMCPを見下している2
5. 経験をつけるには