争点はなんだっけ?
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年金問題?
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不明朗な事務所経費?
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頭に乗った強行採決?
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相次いだ閣僚の失言?
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格差問題?
投票した有権者が安倍政権に対して
NO!といったのは確かであるが、目先の問題に対してしか考えていないんだな、と感じる。
つい二ヶ月前の統一地方選で自民党が勝っていることから、この二ヶ月におきた事件を振り返ればいい。
憲法改定は争点じゃなくなっていた
採決強行で国民投票法を成立させたから早くて3年以内に、憲法を変えるかどうか、変えるならどのように、の案が提示されて国民投票が行われる。61年前に終わった戦争の記憶が無い人達が大勢になったのか、
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戦争しないと決めた憲法を変えるということ
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戦争をすること
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人を殺すということ
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自分が殺されるかもしれないということ
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おなかが減るということ
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生活のレベルが下がるということ
など、どんなことが自分自身に降りかかるかもしれないという想像が出来ない人達が多いということなのだろうか、
憲法を変えない!ということをマニフェストとした政党、共産党と社民党はひとつずつ議席を減らした。
これって、今目の前にある問題の方がい有権者にとってわかりやすかった、ということなんだろう。
次の選挙はゆり戻しがあると予想する
大雑把に言うと、自民党が半減・民主党が倍、という結果なのだが、民主でさえここまでの結果ということは期待していなかったと思う。
いつも自民党に投票していたが今回浮気して民主党に入れた、という人達も
「これほどとは・・・」
と考えているようなので、次の選挙はゆり戻しがある、と思う。
しかし、基本は自分が一番良いと思うものに入れるということであっても、たぶんその他大勢が民主に入れるからバランス考えて○○に入れる、という考えを持つ人は少なかったようだ。やっぱり日本は衆愚政治?
議席減らすのは自民だけ・共産党と社民党も議席守るとか議席増とかにならないところが駄目ね。
選挙前の採決強行は国民をなめていたからか?
人数的には、一昨年秋のの「郵政問題選挙」で大勝したから、なんでも法案通しちゃうぞ!、ができるしまたそれを実行したのだけれど、この参議院選で負けることが予想できなくて強行採決をしたのか?、については、
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そうではない、
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これほどの大敗とは思っていなかったけれど、
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逆風を感じていたから、今のうちに出来ることをやってしまえ、
という考えではないか?と推測する。
年金改革法案にしても国民投票法案にしても成立させてしまえば、後で民主案のバイアスがかかっても、「あの時作ったのは自民だから」がいえる。少なくとも民主も憲法改定派だし。
東京選挙区 保坂三蔵氏落選
まぁ、自民党議員若返りということでいいんじゃないの?
投票率58.6%
有権者の10人に4人は、
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世の中に対して不満を口にしちゃいけない、
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文句を言っちゃいけない人達、
ね。
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どうせ変わらない、とか
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投票しないという意思表示もある
なんて言葉を誰かから教わって言い訳している人達って、実は
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生活大変だし、上司も嫌いだし、いい男(女)いないし、仕事つらいし、
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でも政治とかわかんないし、
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新聞読んでいないし
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選挙権、どのように行使して良いのかわかんない
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お酒飲んでいるほうが楽しいし
っていう
阿呆が多いんじゃないかと思う。
質問にまともに答えない赤城大臣は辞めてほしいね
事務所費だけでなく、絆創膏のときも、今回の選挙結果が出てからの首相官邸前の報道陣からの質問に対しても、
というのはいかがなものか?。
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今回の結果はご自身にも責任があると思いますか?、に対して
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そうは思っていません!
ということもできないかねぇ?
緑資源機構の談合事件を受けて松岡利勝前農林水産相が自らに科した閣僚給与3カ月分の国庫返納が実行されていなかった問題について
「前の大臣が判断したことで、私は今後の事態の対応をしっかり取っていきたい」といって返納する気が無かった赤城大臣、「遺族が支払う」という話を聞いて「遺族の方々に支払わせるのは忍びない」と、結局、自身で支払うことにしたが、これっておかしいと思う。
赤城大臣が返納するかどうかについては、
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担当大臣なんだから支払うべき、という考え方と
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彼が大臣になる前のことなんだから彼には関係が無く返納せずとも良い
という考え方があるだろう。今回、それについてはコメントしない。
僕が変!と思うのは、自殺した松岡前大臣は貰い得かよ?ということ。
本人が死んでいるということ、それも自殺ということで残された遺族の気持ちを考えると、なんて感傷的になる人も多いだろうけれど、そのことと給料返納は別問題のはずだが、なぜか、うやむやになった。
もちろん自主返納であって債権ではないのだから返納に強制力は無いが、赤城大臣への様々な圧力は債権取立てに等しい強制力となって働いている。
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松岡前大臣のご遺族の方々は高々75万円程度で困ってしまうような経済的境遇か?と考えると、まずそのようなことは無く、
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松岡前大臣がなくならなければ、当然手には出来なかったお金でもあり、なんてことを考慮すると、債権ではないから強制的に取り立てる必要は無いが、遺族から返納を申し出たのだから、ありがたく受け取って国庫に入れるべきだったんじゃあないか?
と考える。
相続では、相続放棄しないと死者の借金もチャラにならないよ!
さて、これを書いていて小学校6年のときの嫌なことを思い出した
標本数の絶対数が少ない 追記:Aug 02 2007
大学を卒業して2年目という若い先生の指導の下、36人の男子で6チームを構成する打ち合わせをした。
先生が言うには、
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まず、班長候補を6人以上、自推・他推で用意する
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次に、各々が「この人が良い!」と考えた人、一人に投票
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上位6人が班長になる
という方法で選べという。
「6人投票しなくていいのかな?」「なんかヤバイな」と感じたけれど、当時の脳細胞分裂では大人を説得できる言葉が出てこない。
で、自推・他推含め8人の候補が上げられ、投票が行われた。
結果、2人の男の子に票は集まり、3人目・4人目・5人目・6人目の班長が決まらない、ということに。
ここで、その社会人二年目の先生は、なぜか怒ったね。
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大人になると選挙の投票に行くけれど、国会議員が120人でも票は1票しかないんだ、なぜに君らはそれと同じことが出来ぬ?
どう考えたっておかしいんだけれど、社会人二年目の先生はそれが判らなかった。
○千万人が120人に対して一票を行使するのと、36人が6人に対して一票を行使するのはサンプル数が違うだろう?
初出日 30 Jul 2007
最終更新日 30 Jul 2007