今回は、これは変だよ!という話題ではない。いいことがあったので書く。
イーバンク銀行で投資信託を購入した
でその手続きをしているときのこと。購入価格を入力し、目論見書確認ボタンで目論見書を確認し、確認チェックボックスにチェックを入れ、
重要事項を再確認する場合はここ
という橙色の文字リンクをクリックした。
ステータスバーに表示してあるURLがアドレスバーに入った別ウインドウがポップアップし、すぐに別アドレスへリダイレクトし、結局、投資信託のディレクトリトップページが表示された。ここには、重要事項の説明は無いようだ。
そこで、サポートへ電話をした。銘柄検索からどのような操作をしたかを確認・説明・再現し、やはり同じ動作をすることが確認できた。で、
「重要事項を確認したいのだが、投資信託のトップページが表示されるだけで、そこには重要事項は無い。」
というと、オペレーターは、
「このリンクの重要事項とは、目論見書の確認が重要事項です。」
とのたまう。あれれ?それならば、
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目論見書確認ボタンをクリックしても、
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重要事項を再確認する場合はここのリンク文字列をクリックしても、
おなじ結果がでてこないと変だぞ!と考え、
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それならば、目論見書確認ボタンをクリックすると目論見書が表示されるので、
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重要事項を再確認する場合はここのリンク文字列をクリックしても、目論見書が表示されてしかるべきであるが、
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実際には、重要事項を再確認する場合はここのリンク文字列をクリックしても、目論見書が表示されず、投資信託のトップページがでてくる。
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しかも、リンクとして用意されているはずのURLは目論見書のアドレスではないし、それもすぐに投資信託のトップページのアドレスに書き換わる(リダイレクトする)、
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ということは、あなたの言う
「このリンクの重要事項とは、目論見書の確認が重要事項です。」
ということではなく、重要事項を再確認する場合はここのリンク先に別なページが用意されているはずが、何らかの不具合・あるいは設定ミスで重要事項告知のページが表示されず、
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投資信託のトップページにリダイレクトしてしまっているんじゃないの?
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多分、webサーバの設定ミスか、ページの構成ミスなんじゃないですか?
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重要事項を確認せず、数十万円という額のお金を支払うのは怖い。後になって、読んでない重要事項のページの存在が明らかになって、損したくないぜ!
と訊いてみた。
オペレータは、
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このリンクの重要事項とは、目論見書の確認のことという論を引っ込めるでもなく
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webサーバの設定ミスか、ページの構成ミスということも認めず、
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このページの構成・案内ではお客様がわかりにくいと感じた、ということを上の者に伝える
という言い方をした。う〜ん、わかり難いではなく、ページの構成もあなたの説明も
間違っていると指摘したのですがね。
でしばらくして電話がかかってきた
「お客様(つまり天災だ)からのご指摘を確認しましたら、
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重要事項を再確認する場合はここのリンク文字列をクリックすると、本来は、当銀行とお客様の取引で、重要と思われる事項を記述したページへ行くはず、
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しかし、ページ設定が間違っていて、当銀行とお客様の取引で、重要と思われる事項を記述したページへのリンクが、機能していなかった
ご指摘ありがとうございました。」
という説明を受けた。
素晴らしいのは、webページにミス設定があったことを、自らが認めたということ。いままで、SMBCとかMUFGとかMIZUHOという金融機関のページで何らかの不具合を指摘としても、
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「わかりにくかったかもしれませんが・・・」という言い方をされることはあっても、
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「ページ設定が間違っておりました。」とミスを認める発言を聞いたことが無い。
イーバンク銀行、素晴らしい!
初出 Apr 19 2007
最終更新日 Apr 19 2007