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通信データーの伝わり方 Routing

複数経路がある場合、IP層ではパケットはどのような通信経路を通るか不定である。 その瞬間で最善の経路を選択する。送信された順序で受信される保証もない。 またパケットはなんらかの原因によって相手に届かないうちに無くなる可能性もある。 つまり、IPの通信形態は信頼性のない通信といえる。 IP層では信頼性が考慮されていないため、喪失したパケットを正常に相手に届けたい場合には 上位層にあたるTCPプロトコルやアプリケーションで保証する必要がある。

「あ」「い」「う」「え」「お」という5個のデーターが送信された場合を考える。

  1. 宛先に到着するまでの経路はその瞬間・瞬間で一番有利と判断された経路を通過する。

  2. 送出されてから到着するまでの間に経路に障害が発生すると、次のパケットが取る経路は次善の経路を選択する。(例:う・え・お)

  3. 時には、宛先に届かないこともある。(例:い)

  4. データーが送出されるときに選択した経路がその後のデーターが選択する経路より遅いこともある。
    この時には先に送出されたデータがそれより後に送出されたデータより遅く宛先に到着することもある。(例:う)


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最終更新日2003年02月15日
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